「全体像の把握教材」より「判例集と条文」を優先した理由
司法試験の学習において、最初に検討した教材から別の学習方針に切り替えた理由と、実際に購入して活用している4冊の具体的な使い方を整理します。 最初に購入しようと思った4冊の本 司法試験の学習を始めるにあたり、最初に検討したのは、いわゆる定番の入口本(初学者向けで全体像の把握できるもの)でした。 選択の根拠はシンプルで、客観的に見れば極めて妥当な選択でしたが、試験合格から実務への導線を踏まえて考え直した結果、最初の四冊がガラリと変わりました。 結局「最初の4冊」は買わなかった 理由は単純。「全体像 → 具体」 ...
「顧客が来る場所を設計」していないから「顧客が来ない」
「顧客がいない」わけがない 「集客が足りない」「もっと顧客リストを増やさなければいけない」 多くの経営者が、そう考えて小手先のマーケティングテクニックを求めます。しかしこの発想そのものが、事業を消耗戦にしてしまいます。 問題は顧客の数ではなく、顧客が自然に集まる構造を作っているかどうかだからです。 数を増やすこと自体は簡単です。 広告費を増やし、間口を広げれば、リストはいくらでも膨らみます。ただしそれは、時間とコストを先に失う設計でもあります。 マーケティングは「呼び込む技術」ではない マーケティングを「 ...
交渉は話術ではない|事業・マーケティング・司法に共通する成立条件
交渉はどの分野のリーダーにも必須のスキル 交渉というと、多くの人は「話がうまい」「押しが強い」「駆け引きが得意」といったイメージを持ちがちです。 しかし実務の世界では、交渉が成立するかどうかは、ほぼ交渉の前に決まっています。 これは・事業における社内外の調整・マーケティングにおける顧客との関係構築・司法の世界における裁判・和解交渉 どの分野でも共通しています。 分野は違っても、交渉が成立するための「条件」そのものは驚くほど似ているからです。 交渉は「テクニック」ではなく「設計」 交渉の成否はテクニックでは ...
なぜ多くの事業投資は失敗する?|マーケティングを核にしない時点でギャンブル!
事業がうまくいかなくなる原因は、能力不足でも努力不足でもありません。 ほとんどの場合、「考える順番」が間違っています。 事業のつもりでギャンブルになる理由 順番を間違えると、事業は簡単に運任せになります。どれだけ真面目にやっていても、再現性のない行動を積み重ねてしまうからです。 ・やったことのない分野に勢いで参入する・手段(SNS、広告、ツール)から考え始める・商品を作り込めば自然に売れると思い込む・「どれか当たればいい」という状態で手を広げる こうした状態は、一見チャレンジングに見えて、実態はかなり危う ...
【マーケティングの3M】多くの企業が安売り自転車操業(マーケティング中毒)から抜けられない根本原因
一生懸命やっている"マーケティング"で会社を潰す? マーケティングという言葉を聞くと、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは、次のようなものです。 ・SNSでバズらせる・広告運用で一発当てる・新しい集客媒体を見つける・アルゴリズム攻略をする どれも間違いではありません。しかし、ここに大きな落とし穴があります。 マーケティングの原則3Mに関するよくある勘違い マーケティングには、古典的ですが今も有効な原則があります。 それが、3M(マーケット → メッセージ → メディア)という考え方です。 大切なのは3つある ...
政治と事業はなぜ切り離せない 〜「外せない場所」を押さえたビジネスが勝つという原理
事業は、政治から自由ではいられない 「政治とビジネスは別物だ」そう考えたい気持ちは分かります。 しかし現実には、事業が大きくなればなるほど、政治と切り離せなくなるというのが歴史の示してきた事実です。 それはロビー活動の話でも、陰謀論でもありません。もっと構造的で、もっと冷静な話です。 国家は「止められないもの」「失うと困るもの」に必ず関与します。つまり、事業が社会のコアに食い込んだ瞬間から、政治の射程に入るのです。 エヌビディアが簡単には負けない理由 エヌビディアをめぐる米中対立は、単なる半導体企業の不運 ...
ビジネスの成功は4P +「法律のP」= 5Pが必須
ビジネスにも「健康診断」が必要です ビジネスがうまくいかなくなるとき、多くの人はこう考えます。 ・商品が弱いのかもしれない・集客が足りないのかもしれない・価格設定を間違えたのかもしれない 確かに、どれも間違いではありません。 しかし実務の現場を見ていると、問題はもっと構造的なところにあることがほとんどです。 そこで役に立つのが、いわゆる「4つのP」という考え方です。 ただ、4Pだけでは大切な視点が抜けてしまうのであえて1つ、Pを追加します。 ビジネス・チェックアップ:4つのP どんなビジネスにも、少なくと ...
社会基盤へ発展するAIと法律 〜「 技術革新」と「責任設計」のつながり
AIが世界を動かす時代に突入 AIが世界を動かす存在になる流れは、もはや後戻りできない段階に入っています。問題は「AIを使うかどうか」ではなく、それをどのような制度の上に置くのかです。 テクノロジーは、常に社会を前に進めてきました。一方で法律は、過去の出来事を材料に、社会を安定させる役割を担ってきました。 この二つが真正面からぶつかる局面に、私たちは立っています。 そして、この衝突は抽象論ではありません。「誰が責任を取るのか」という問いは、すでに事業そのものに直結しています。 AIはもはや「基盤」 202 ...
【マーケティングの本質】とは?よくある誤解と対策
多くの人が、マーケティングを誤解しています。 ・広告を回すこと・SNSを頑張ること・セールスコピーを磨くこと・集客テクニックを増やすこと これらはすべて、マーケティング戦術の一部ではありますが、本質ではありません。 誤解したまま「マーケティング」は自殺行為 マーケティングの本質を理解しないまま小手先のテクニックに走るとどうなるでしょうか? ・売上を作るために、常に何かを仕掛け続けなければならない・止まった瞬間に、数字が落ちる・値下げ、煽り、消耗戦に入りやすい いわば、自転車操業の構造です。アクセルを踏み続 ...
マーケター、経営者、法律家に求められる思考のレイヤー: IQよりも「位置」で結果は変わる
思考には5つのレイヤーがある 学習でも仕事でも、よく「IQが高い人は成功する」と言われます。しかし実務の現場を見ると、IQだけでは説明できない違いがいつもあります。 考えてみると、これは単純な計算力や記憶力の差ではありません。どのレイヤーで思考しているか、すなわち「どこの位置から問題を見ているか」こそが、成果の質を左右しているように感じます。 ここでは、思考の位置を5つのレイヤーで整理します(下に行くほど抽象度/構造理解が深くなると考えてください)。 この5つは階段のように重なっていてどのレイヤーで思考し ...



